









水圧や動作音に注意しましょう!

被災時にもっとも困る一つが「断水」です。
電気やガスに比べて、水は生命維持の上で必要不可欠であり、飲料用途以外にも生活には欠かせません。
災害時、家庭用の井戸があれば非常に便利です。
また、井戸水を利用することにより水道代を節約することができるため、井戸ポンプが人気を集めています。
井戸の水を組み上げるためには専用のポンプが必要で、一定期間利用すると交換が必要になります。
井戸ポンプを設置するメリットや、井戸ポンプの寿命、交換の目安などについて説明します。
非常時の水源としての活用や、水道代を節約したい人は参考にしてください。
井戸水と上水道の違い
水道の蛇口をひねると水が出てきます。
日本では上水道と下水道の2種類が一般的ですが、海外の多くは飲料水として利用される「上水」、庭木の水やりやトイレなどに利用される「中水」、そして生活排水や産業排水・雨水を含めた「下水」の3種類の水があります。
さらに、水道水とは別に「井戸水」があります。
水道水と井戸水の違いは、水に処理が加えられているかどうかです。
水道水は水源から水を汲み上げ、ろ過して不純物を取り除いた後、さらに塩素などを利用して消毒を行います。
小さな砂などだけでなく、微細な生物や人体に影響を及ぼす化学物質などを除去した状態に処理した後、上水道管を通して一般家庭などの蛇口に水が届く仕組みです。
一方、井戸水とは地下水を汲み上げて利用する水です
場所によって深さは異なりますが、浅井戸は地表から8m程度、深井戸なら30mを超える場合があります。
浅井戸も深井戸もろ過や消毒などを行わずに利用するため、井戸によって風味や味が異なります。
現代のように水道設備が普及する以前は、日本でも井戸水が多く使われていました。
さらに現代でも災害用の水源や水道代の節約を目的として井戸水は広く利用されています。
井戸水のメリット
井戸ポンプを設置するとさまざまなメリットがあります。
・井戸水は一年中同じ水温なので、夏は冷たく、冬は暖かく感じます
・上水道代が節約できる
・もしもの断水時でも水が利用できる(停電の場合は手動ポンプのみ可能)
・定期的な水質検査が必要ですが、水質によっては飲料も可能
・塩素の影響がない天然水が使える
家庭用電動ポンプの交換の目安
井戸水を利用するためには、井戸を掘って井戸ポンプを設置しなければいけません。
井戸ポンプには「浅井戸ポンプ」と「深井戸ポンプ」があります。
浅井戸ポンプはストローと同じ原理で、水を吸い上げるというイメージです。
深井戸ポンプは、ジェット式と水中式の2種類があります。
ジェット式は吸込管と圧力管と呼ばれる2本の管があり、ポンプから井戸に水を送り圧力を上げて揚水作用を起こす仕組みです。
水中式は、ポンプを水中に設置するタイプで、地上まで設置した揚水管を通して水を押し上げる仕組みです。
また、井戸ポンプには手押しポンプと電動ポンプの2種類があります。
手押しポンプは電気を利用しないで手動でピストン運動を起こし水を引き上げるので、停電時にも水を得ることができます。しかし、ケガをする恐れもありますし、毎回大変な労力を必要とします。
電動ポンプは蛇口をひねるだけでいいので力がいらず、とても便利です。水量が多いので、庭木の散水に利用する際も楽になります。
とても便利な電動ポンプですが、電化製品ですのでもちろん寿命があり、一定以上利用すると修理や交換が必要になります。以下のような症状が現れ始めたら修理・交換のサインです。
【水量が不安定】
水の量が不安定な場合、ポンプの故障が考えられます。
早めに専門の業者に修理依頼しましょう。
【運転音が大きくなった】
井戸ポンプの音が大きくなったり、異音がするのはポンプのモーターの劣化の可能性があります。
早めに専門の業者に修理依頼しましょう。
【井戸水使用時以外もポンプが作動する】
井戸水を使っていないのにポンプが動く場合は「水漏れ」している可能性があります。
早めに専門の業者に修理依頼しましょう。
【電源が入らない】
井戸ポンプの電源が入らない場合、ポンプ自体の故障か漏電の可能性があります。
早めに専門の業者に修理依頼しましょう。
【電源が途中で落ちる】
井戸ポンプの電源が途中で落ちる場合、漏電と過負荷の可能性があります。
井戸ポンプ以外の家電を利用している場合、負荷がかかりすぎている可能性があります。
単独使用で電源落ちる場合は漏電や故障の可能性があります。
ポンプを設置している場所に草などが茂っている場合は漏電しやすいので気を付けてください。
漏電の場合は危険ですので、専門業者や電気屋さんに調査を依頼しましょう。
【漏水がある】
井戸ポンプは突然漏水する場合がありますが、2種類の原因が考えられます。
①冬場の凍結によるポンプ自体の破損
②経年劣化によるポンプ内部の部品の破損
どちらも専門業者に詳しく調査してもらいましょう。
【漏電がある】
井戸ポンプのコンセントを接続するとブレーカーが落ちてしまう場合、漏電の可能性があります。
専門業者や電気屋さんに漏電調査を依頼しましょう。
使用頻度や井戸水の質、さらに掃除具合やポンプの設置状況によって寿命は長短します。
早いものでは5年、状態が良ければ20年使えたという使用事例があります。
まとめ
井戸があると水道料金がかからない点が最大のメリットですが、定期的なメンテナンスやポンプの修理・交換が必要になります。今回ご紹介した症状などが出た場合、早めに専門業者に修理を依頼しましょう。